町長への提言 ~男衾中学校での総合的な学習の時間の取組~
男衾中学校では、今年度、文部科学省国立政策研究所教育課程研究指定校事業の委嘱を受け、総合的な学習の時間の研究に取り組んでいます。その中で、学年の枠を取り払った縦割りグループを編成し、メインテーマを「男衾中の生徒が創りたい寄居のまち」と掲げ、生徒の皆さんが自身の興味・関心に基づき、ゼミ形式で探究的な学習を展開しています。
峯岸克明寄居町長が3月8日(水)に男衾中学校を訪問し、その学習報告会を参観しました。すべてのゼミを参観した町長が最後に訪れた「まちづくりゼミ」では、生徒の皆さんから提言や質問などを受けました。
「自分たちが開発したポスター、キャラクター、新聞を町のために役立ててほしい。」
「公園に自販機やトイレを設置してほしい。」
「駅前の大型店舗の跡地の活用はどうするのか。」
「町内で閉店する店舗があり、店舗が減っているが、その対策はどう考えるか。」
「所有者がいても、使われていない田んぼはどうするのか。」
「空き家が町内にたくさんあるが、どう対応するのか。」
などの要望や質問が寄せられました。
この探究的な学習を通して、生徒の皆さんが、寄居町の発展や未来に強い関心を持ち、様々な方策を考えていることが分かりました。同時に、この取組を通して、「学ぶ」ことの面白さを感じてくれたと思います。
寄居町では、令和5年度にこのような取組を「寄居ふるさと探究学」と銘打って、町内全中学校に拡大していく予定です。