令和3年度「道徳のまち・寄居」道徳講演会を開催しました!

 1月25日(火)にオンラインで道徳講演会を開催し、町内小・中学校等が視聴しました。

<道徳事業について>

 道徳講演会は、子どもたちの道徳性を養うとともに、学校と地域が連携して子どもたちを育成する環境を整えることを目的としております。平成29年度から始めたこの事業は新型コロナの影響で中止となった令和2年度を除きまして、毎年実施をしてきました。この事業は「道徳のまち・寄居」を目指し、寄居町青少年健全育成町民会議と共催で道徳講演会を開催しています。

 5年目となる今年度は、新たな試みとして社会で広く活躍され、町にゆかりのある方を焦点にあてた道徳教材を作成し、町内各小・中学校で授業を実施、その後、その方を講師としてお招きして道徳講演会を男衾中学校の体育館で開催し、その他町内各小・中学校ではYouTubeを活用しその様子をライブ視聴することとしました。

 

<講師について>

 今回、町にゆかりのある方として選ばれたのは、株式会社RDS代表取締役社長、杉原(すぎはら)行里(あんり)氏です。杉原氏は、昭和59年3月から寄居町大字赤浜にスタジオを設立し活動しており、世界最軽量のドライカーボン松葉杖や冬季パラリンピックのチェアスキーのシートを提供するなど幅広く社会で活躍をされております。

 また、杉原氏は東京2020パラリンピック陸上競技に出場された伊藤智也選手の現役復帰を説得し、競技用車いすの制作に携わるなど活躍を影で支えた立役者でもあります。

 

<教材づくり>

 講演会に向けて、杉原氏のご協力のもと、小・中学校の先生方による専門チームがインタビューを行い、小学生用と中学生用の2つの道徳教材を作成しました。

(左が小学生用・右が中学生用)

<事前授業>

 各小・中学校では、この道徳教材を用いて小学校5・6年生、中学生を対象として、9月から事前授業を実施してきました。

事前授業(鉢形小学校)の様子

 

<講演会>

 講演会当日は新型コロナの感染を防止するため開催方法を変更し、杉原氏の東京スタジオと小学校6校、中学校3校の各教室、寄居町役場をWEB会議システムの「Zoom」で繋ぎ、約1200人が道徳講演会を視聴しました。杉原氏は「今日の理想を未来の普通に」と題して、挑戦することの大切さや様々な視点から物事を捉える考え方などを1時間に渡り講演をしていただきました。

 参加した児童・生徒は「面白い講演で、特に今までの概念やものの見方を変えるという話が印象に残りました」などの声がありました。その後、参加した児童・生徒全員にアンケート調査を実施しました。