メアリズビル市との交流 

令和6年度中学生海外相互交流事業 メアリズビル市の生徒が寄居町へやってきました!

■中学生海外相互交流事業とは
 町では、米国オハイオ州メアリズビル市と協力して、互いの文化や教育への理解を深め、国際化社会に対応する人材を育成することを目的に、中学生を相互に派遣し合う交流事業を進めています。
 この事業は、町内に事業所を持つオリックス資源循環株式会社の寄附金により、「次代を担う子どもたちが健やかに育ち、豊かな心を育む施策の推進に資すること」を目的として創設された「オリックス資源循環子ども未来基金」を活用しています。 

■交流の経緯
 町とメアリズビル市は、両市町に本田技研工業株式会社の工場があったことから交流が始まり、平成25年12月に友好宣言書に調印しました。その後、両市町の交流の一環として平成27年度よりこの事業は始まり、これまでにメアリズビル市から28人が来町し、町からも38人をメアリズビル市へ派遣してきました。
 メアリズビル市の生徒が来町するのは今回で4回目となりました。
 今回は、5人の生徒が来町し、町内のご家庭にホームステイしながら、日本文化体験や工場見学、学校体験などを行いました。

■事業日程

6月5日(水) 寄居町到着

6月6日(木) 町内視察(城南中学校)、日本文化体験、歓迎式

6月7日(金) 学校体験、歴史館、図書館見学

6月8日(土) ホストファミリーと過ごす1日

6月9日(日) 町外視察

6月10日(月) 町内視察、日本文化体験

6月11日(火) 学校体験男衾中学校

6月12日(水)~6月14日(金) 東京観光(3日間)

6月15日(土) 町外視察、送別式、ホストファミリーの交流会

6月16日(日) 寄居町出発

■Welcome to Yorii!
 メアリズビル市の生徒は5日に日本に到着し、6日に歓迎式を開催しました。式には町長やオリックス資源循環株式会社代表取締役社長様、ホストファミリーの皆さんが参加し、社長様からは「日本の文化を学び交流を深めるチャンスです。メアリズビル市のみなさんは、大いに楽しんでください」と歓迎の言葉をいただきました。
緊張と和やかさが入り混じる雰囲気のなか、ホームステイがスタートしました。

■文化体験
 滞在中に生徒たちは日本文化を体験しました。寄居町茶道協会の皆さんによる茶道体験、寄居町花道協会の皆さんによる華道体験、町内で古武道を行う双水執流の皆さんによる演武の鑑賞や武将の甲冑を試着する体験も行いました。
 この体験に生徒たちは「茶道体験での抹茶はとてもおいしかったけど正座が大変だった。華道の空間を利用する芸術には驚いた。日本の侍になれて楽しかった。」と話してくれました。

■学校体験
 7日と11日の2日間、町内中学校で授業や給食、部活動といった日本の日常的な学校生活を体験しました。
 寄居町の中学生と交流したこの経験に、生徒は「音楽や英語、書道や水墨画の授業はとても楽しかった。寄居町の中学生と、もっと話がしたかった。」と話してくれました。

■工場見学
 6日にはオリックス資源循環株式会社寄居工場と本田技研工業株式会社埼玉製作所完成車工場を見学しました。生徒は両社の産業技術に興味津々の様子で、日本の産業について多くを学ぼうとする姿勢が感じ取れました。

■Thank you! Yorii!
 15日に行った送別式では、訪問団を代表して引率の先生から「この12日間、寄居町の皆さんのおかげで生徒だけでなく教員も楽しい時間を過ごすことができました。」と感謝の挨拶がありました。生徒たちも「日本の文化をたくさん教えてくれてありがとう。ホストファミリーの皆さんホストをしてくれてありがとう」と話してくれました。
 また、16日に寄居町を出発するときには、ホストファミリーと熱いハグを交わし、「ホストファミリーと過ごした時間は忘れません。次はメアリズビル市にも遊びにきてね。」と話していました。

 引き続き、町とメアリズビル市の交流は続きます。この事業により、互いの学生の国際感覚を養うと共に、両市町の親交がますます深まるよう、町民の皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。